スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ハゼ 分類別の動きと近寄り方



● ハゼの分類と生態を理解することで写真がうまくなる



・綺麗な写真を撮るためには、魚の動き方を理解しておく必要があります

・動きを理解していれば、至近距離に寄ることができるため、写真のクオリティが上がります

・管理人の勝手な分類ですが、ハゼは「共生型」「ホバリング型」「活発型」「ベニハゼ型」「擬態型」に分けられると思っています




● 共生型のハゼの動きと近寄り方



hireneji01

ヒレナガネジリンボウ(秋の浜にて撮影)


・「共生型」とはエビと共生しているタイプのハゼです

・ネジリンボウ、ダテハゼ、ヤマブキハゼ、ニチリンダテハゼ、オニハゼ、ヤシャハゼ、ギンガハゼ、オドリハゼなどがこの分類に入ります

・エビは穴を掘るのは得意ですが、目が悪いため、見張り役として、ハゼと共生しています

・外敵が近くにいない時、エビは絶え間なく穴を掘り続けています。ハゼは巣穴から少し離れたところまで出て、食事をしたりしています(穴から遠いところまで出かけた方が餌をゲットできるようです)

・ダイバーのような外敵が少し近づくと、まずハゼが反応して、巣穴近くまで戻ります

・さらに外的が近づくと、ハゼは尾びれを振り、エビの触覚に合図します。これによってエビが穴の中から出てこなくなります

・ここから外敵がいなくなれば、元通りになりますが、さらに外的が近づくと、今度はハゼが穴の中間地点くらいまで引っ込みます。さらに危険を察知すると、ハゼも穴の中に隠れます

・一度隠れると、当分出てきません。巣穴の前で粘っていても時間のむだなので、一旦離れましょう

・二匹のハゼが同じ穴に住んでいる場合、一匹が見張り役として残り、もう一匹は早々に穴に逃げてしまいます。二匹同時に撮影したいなら、遠目から狙うことをおすすめします

・このような動きを捉えると、ハゼに近づくためには、エビの動きを観察することが有効です。エビさえ出ていれば、絶対ハゼは逃げません。というのも、逃げる順番は、エビ→ハゼとなるからです

・少し近づくとハゼが尾びれを振ってエビが隠れます。その位置で少し待機していると、またエビが出てきます。エビが出た瞬間を見計らってまた間合いを詰めます。さらにエビが隠れたら止まる・・・ということを繰り返せば、かなり至近距離まで近づくことが可能です

・ただし、本気をだすと20分くらいかかるので、団体でのファンダイブでは無理ですね笑。セルフかマンツーマンでやりましょう!




● ホバリング型のハゼの動きと近寄り方



shikonhatatate01

シコンハタタテハゼ(サイパンのナフタンにて撮影)


・「ホバリング型」とはエビとは共生せず巣穴付近で浮いているハゼです

・ハタタテハゼ、アケボノハゼ、シコンハタタテハゼ、ハナハゼ、スジクロユリハゼなどがこの分類に入ります。ちょっと特殊ですが、カニハゼもこれに近いです

・過去にエビなどが掘って廃棄された穴か、現在他の共生ハゼが住んでいる穴に住むタイプです。共生ハゼとの一番の違いは、エビがいないことです

・ホバリング型は、共生型よりも移動範囲が広く、かなり穴から遠出します。どの穴に住んでいるかが、ぱっと見わからないことが多いです

・外敵が近づくと、少しずつ高度を下げ、巣穴に近づいていきます。共生ハゼのように、エビをシグナルに使えないため、接近のタイミングがやや難しいです

・外敵が近づき、緊張が高まってくると、あまり動きまわらなくなります。この微妙な雰囲気を察してあげてください

・裏ワザとして、巣穴とハゼの間にダイバーが入ってしまうと、近づき放題になります。ハゼは恐怖いっぱいで巣穴に戻りたいのに、もっと怖いダイバーがいるので帰れない!という状況になります

・ただし、この技を実行するには、そのハゼの巣穴を特定する必要があり、なかなかに難しいです。しかもハゼが巣穴から遠出している状態で穴を特定しなければならず、かなりの熟練でなければ出来ないと思います




● 活発型のハゼの動きと近寄り方



DPP_0088.jpg

アカハチハゼ(大島の秋の浜にて撮影)


・「活発型」とは巣穴を遠く離れ、泳ぎまわるハゼです

・アカハチハゼ、オトメハゼ、クロユリハゼなどがこの分類に入ります

・この分類のハゼは、特定の場所にとどまらず動きまわります

・アカハチハゼは水底付近を泳ぎまわり、砂を口に含んでは吐くという行動を繰り返し、砂の中にある餌を探しています

・クロユリハゼは、群れで中層を泳ぎまわります。かなり速いです

・外敵が近づくと、普通にどこまでも逃げていきます。そのため、至近距離での撮影はかなり厄介です。ただ共生型やホバリング型と違い、滅多に穴に逃げ込まないので、チャンスは何度もあります

・とはいえ、じっと観察していると、同じ場所をぐるぐる回っているケースもあります。そのルート内にゆっくり近づき、ひたすら待機することで、魚から寄ってきてくれることを祈ります




● ベニハゼ型のハゼの動きと近寄り方



mijinbenihaze02

ミジンベニハゼ(大瀬崎の湾内にて撮影)


・「ベニハゼ型」とは、岩の隙間や、人工物などに住んでいるハゼです

・○○ベニハゼという名前のハゼ全般です。ミジンベニハゼ、ムラサキズキンベニハゼなどがこの分類に入ります。ベニハゼだからといって、必ずしも赤いわけではありません

・ベニハゼ型は、岩の隙間などに張り付いてじっとしています。急にライトを照らしたり、外敵がきたりすると、岩の奥の方に逃げ込みます

・ただ共生ハゼなどと異なり、逃げこんでもすぐに出てきてくれます。また、かなり近寄っても逃げないことが多いです

・ベニハゼ型はサイズが小さいという特徴もあります。ハゼの仲間ではかなり小さい方で、1~2センチくらいの個体も多いです。そのため、逃げられるよりも、「見失う」リスクの方が高いといえます




● 擬態型のハゼの動きと近寄り方



garasuhaze01

ガラスハゼ(大島の秋の浜にて撮影)


・「擬態型」とは、ムチカラマツやソフトコーラルに張り付いている透明のハゼです

・ガラスハゼやウミタケハゼの仲間がこれにあたります

・どれだけ外敵が近づいてもムチカラマツから離れないので、近寄りたい放題のタイプです。外的に対して、「擬態」する作戦をとっている魚なので、そもそも逃げようとしません

・ガラスハゼであれば、ムチカラマツを指で摘んで、根本から先端にめがけて、スライドしていくと、ガラスハゼが先端に行きますので、そこを狙って撮影します

・ウミタケハゼは、ソフトコーラルの上をちょこちょこ動きまわりますが、家になっているソフトコーラルからは滅多に離れないので、時間さえかければ、いい感じに撮れます

・ただし、あまりにプレッシャーをかけ過ぎると、少し近づいただけで動き回るようになってしまうので、慎重に優しく接しましょう。生物に優しくすることが、結果的によい写真に繋がります
関連記事

Pagination

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。